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【國本 行彦】 1960年8月21日生。 東京都立志村高校卒業。 1984年早稲田大学法学部卒業後、日本合同ファイナンス(現・JAFCO)入社。 2006年1月5日(株)インディペンデンツ(現(株)Kips)設立、代表取締役就任。 2015年11月9日 特定非営利活動法人インデペンデンツクラブ 代表理事就任(現副代表理事) 2020年6月 (株)ラクス社外取締役就任 |
高校生のアントレプレナー活動を支援する SuperStudentsProject (SSP)
特定非営利活動法人インデペンデンツクラブでは、高校生のアントレプレナーシップ活動に対し、資金的支援を行う新たな試み「SuperStudentsProject(SSP)」を2025年度より開始しました。目的は、中高生が自ら立案・実行する企画を通じて起業家精神を育み、大学進学後すぐにスタートアップ活動へ挑戦できる人材を増やすことにあります。
具体的には、有志の寄付によって設けられるSSP基金(ギャップファンド)を通じて、学生はピッチ大会形式で自身の活動内容を発表し、採択されたチームにはアントレプレナー活動資金が支給されます。活動終了後には成果報告会を開催し、計画との差異や達成した成果を公開します。
第1回となるピッチ大会は、2025年7月19日(土)に奈良県の西大和学園にて開催されました。会場は校内の教室で、高校2年生による7チームが中間ピッチに臨みました。西大和学園では、『気づいたこと・理解したことの唯一の証は行動することである』をテーマに、社会課題を調査・企画・実行まで行う実践探究プログラム「AIP(Action Innovation Program)」を2019年より実施しています。今回のピッチもこのAIPの一環として位置づけられています。
各チームは、Mission / Vision / Value、事業内容(顧客設定・社会的インパクト・必要な経営資源など)、収支計画、希望する助成金額とその用途、そして12月のアカデミックサミットに向けた行動計画を、8分間でプレゼンしました。
審査では「実現可能性が高い」「顧客インタビューの質が高い」など好意的なフィードバックが多く、結果として4チームがSSP基金からの助成対象に選ばれました。
<審査基準>
① 顧客(支払者)が明確であるか
② 顧客が解決を望む課題が明確かつ深刻であり、対価を払っても解決したいと感じているか
③ 重要なステークホルダーが明確で、協力を得られるか
④ 顧客課題を実際に解決できる商品・サービスとなっているか
⑤ 上記①〜④を検証するために必要な経費が現実的に計上されているか
<審査員>
- 木本 健太郎 氏(西大和学園 探究学習トータルコーディネーター)
- 畠山 和也 氏(本気ファクトリー株式会社 代表取締役)
- 松本 直人 氏(インデペンデンツクラブ 代表理事)
- 國本 行彦(インデペンデンツクラブ 副代表理事)
今後、12月20日(土)に開催される「最終報告会(アカデミックサミット)@大和大学」にて、各チームは進捗と成果を発表します。寄付金の目標額は50万円です。今後も全国の高校へこの仕組みを展開すべく、引き続き支援者を募集しています。
<寄付お申込み> https://indep.club/donation
※ 「SuperStudentsProject(SSP)」事業へのご寄付をいただける場合は、寄付申込フォーム「SuperStudentsProject(SSP)」のために寄付する旨をご記載ください。
※「THE INDEPENDENTS」2025年8月号 - P.18 より