ナノセラミック分離膜の活用で カーボンニュートラルに挑戦する

イーセップ株式会社 代表取締役 澤村 健一

 当社は自社開発のナノセラミック分離膜活用のためのシステム設計・開発・販売をしています。

 ナノセラミック分離膜技術は他の分離技術と比較して連続プロセスへの組み込みが可能で省エネルギー効果が大きいことが特徴です。しかし、実績が重視される業界で受け入れてもらうことが難しいことが課題であったため、使用した化学溶剤のリサイクル段階に導入することで実証開発を重ねています。これにより顧客は化学溶剤の処理におけるCO2排出量の大幅な削減が可能です。

 また、産・学・官連携のオープンイノベーション体制で化学プロセスの構築にチャレンジしています。

 今後はカーボンニュートラル実現のためスピード感を持って実機導入・製造支援の段階に進んでいきます。

 

イーセップのミッション


※「The INDEPENDENTS」2024年4月号 - P.5 掲載