エンジニアからPRの世界へ

 当社代表の笹木氏は、宮城県仙台市出身で、山形大学工学部機械システム工学科を首席卒業後、アイシン精機で研究開発エンジニアとして設計開発に携わりました。その後、「技術だけでなく、人や社会に直接影響を与える仕事がしたい」と考え、創業間もないエアウィーヴへ転職します。笹木氏は社員第一号としてテレビや新聞などへの広報活動を担当し、年商1億円から115億円という急成長に貢献しました。エアウィーヴは、後にフィギュアスケートの浅田真央さんをブランドアンバサダーとして起用し、高反発マットレスで広く知られるようになった寝具メーカーです。

 その後、愛知ドビーでは鋳物ホーロー鍋「バーミキュラ」のPRを担当し、全国的な人気ブランドへと成長させる経験を積みます。こうした実績を背景に、「優れた商品やサービスを持ちながら知られていない企業を支援したい」との思いから、就職を機に愛知県へ移り住んでいた名古屋で2017年創業しました。
LITA これまでのPR支援実績

1600社超を支援する伴走型PRモデル

 企業向けの広報・PR支援実績は1,600社以上にのぼり、大手企業からベンチャー企業まで幅広い顧客を支援してきました。同社の特徴は、広告枠を購入して情報を届ける広告会社とは異なり、企業や商品の持つ強みや社会性を整理し、新聞・雑誌・テレビ・Webメディアなど第三者による取材や記事化につなげる点にあります。単なるプレスリリース配信ではなく、企画立案からメディアへの提案、取材対応まで一貫して支援することで、企業の認知向上や売上拡大、採用強化を後押ししています。主力サービスは契約期間6カ月を基本とする伴走型PR支援です。継続率も高く、ストック型収益が積み上がる事業構造となっています。
LITAが選ばれる理由

人材育成と組織化で成長を加速

 創業当初は名古屋を拠点としていましたが、全国メディアとの連携強化や事業拡大を見据え、2019年に本社を東京へ移転しました。現在は東京を中心に事業を展開しながら、全国の企業を支援しています。

 PR事業は個人の経験や人脈に依存しやすい業界ですが、LITAでは独自の教育制度を整備し、未経験者や若手人材を段階的に育成しています。取材獲得力や提案力を可視化しながら、属人的になりがちなPRノウハウの標準化を推進。さらにAI活用による業務効率化も進めています。

 


 
コメンテーターより
弁護士法人内田・鮫島法律事務所 弁護士 多良 翔理 氏
 

 株式会社LITA様は、PR代行やPR塾を通じて、企業の魅力や社会的価値を適切に言語化し、世の中へ届ける実践力を有する企業として高く評価できます。特に、1,600社を超える支援実績に裏付けられたPRノウハウを、LITA NAVIやAI活用、人材育成制度により組織的に再現可能な仕組みへ高めようとしている点が印象的です。属人的になりがちなPR領域において、知見を蓄積・標準化し、継続的に成果を生み出す構造は大きな競争力となり得ます。今後は、PRナレッジやメディアリレーションを営業秘密・情報管理の観点から適切に保護しつつ、PR業界の新たな価値創造を牽引されることを期待しております。

弁護士法人内田・鮫島法律事務所 弁護士 多良 翔理 氏

 
※「The INDEPENDENTS」2026年7月号 - P.8 掲載
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