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「日本初のコントロール燃焼で、もみ殻の利活用を推進する」

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【木倉 崇氏 略歴】
1977年石川県かほく市生まれ。星稜高校出身。東京理科大学大学院工学研究科建築学修士、YKKAP(株)を経て、2011年北陸テクノ(株)入社。2018年当社設立、代表取締役就任。

【NSIC(エヌシック)株式会社】
設 立 :2018年2月15日
資本金 :1,000千円
所在地 :富山県射水市青井谷1-8-3
事業内容:環境用設備の製造・修理及び販売、もみ殻利活用推進事業
従業員数:1名


No.906 NSIC株式会社


日本初のコントロール燃焼で、もみ殻の利活用を推進する




■もみ殻問題を解決する環境事業として設立

国内では、米が年間1,000万トン生産される過程で、200万トンものもみ殻が排出されています。この内2割以上の利活用方法が確立されていない為、結果有価廃棄処理せざるを得ず、社会問題となっています。この問題を解決する為に、工業炉の製造メーカーである北陸テクノ(株)の子会社として設立されたNSIC(株)(エヌシック)では、日本初のコントロール燃焼技術を用いて、農業・工業・環境保全に貢献するべく、もみ殻の利活用推進事業をおこなっています。

■コントロール燃焼でもみ殻に付加価値を

もみ殻の成分には、20%のシリカ(SiO2)が含まれています。これを独自のコントロール燃焼技術により、様々な用途で利活用出来る非晶質シリカとして抽出する技術が当社の強みです(特願2017 -137965「燃焼灰製造装置」北陸テクノ)。抽出された非晶質シリカは、農業肥料やジオポリマーコンクリート(次世代コンクリート)、サプリメント、化粧品などの原材料としての利活用が期待出来ます。これにより、もみ殻としては取引価格無償~0.6円/kgだったものが、60円/kg~で取引することができます。

■もみ殻循環事業を全国、そして世界へ

もみ殻処理炉は、もみ殻が集積するカントリーエレベーターやライスセンターを所有する農業施設(JA、大規模農業法人等) 向けに販売し、またそこで抽出されるシリカ灰(非晶質シリカ)を当社が買い取り、必要とされる事業者へ販売していきます。今年5月よりJAいみず野(富山県射水市)で実証プラントを立ち上げ、サンプル供給も開始しています。また、グローバルでは年間約1億トンのもみ殻が排出されており、早期の海外展開も視野に入れています。