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「「東京プロ市場上場と成長戦略」」

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第215回事業計画発表会
特別セッション「東京プロ市場上場と成長戦略」

【話し手:左】五洋食品産業(株)
代表取締役 舛田圭良
1969年1月9日生。九州大学農学部卒。日野自動車工業にてレース用・環境対策用エンジンの開発設計に従事後、家業の五洋食品産業入社。1999年9月取締役を経て2001年8月から代表取締役社長に就任。

【話し手:右】イノベーション・エンジン株式会社
代表取締役 佐野睦典
1951年6月5日生。野村證券、野村総合研究所、ジャフコを経て2001年1月当社設立、代表取締役就任。

■ 舛田圭良(五洋食品産業(株)代表取締役)

当社は、フローズン・スイーツ(冷凍ケーキ)業界において、企画開発型の高付加価値商品を提供する随一のメーカーです。2010年10月には、総工費7億5千万円を投じ、糸島市 前原IC南産業団地内にHACCP対応新社屋工場完成し、外食企業を中心に業務用市場を開拓しました。
 2012年5月に、TOKYO AIM取引所(現 TOKYO Pro Market)に上場し、急成長を図りましたが大幅な損失計上や経営面での体制が整わず赤字に陥りました(2013年5月期:売上高1,187百万円・経常利益▲83百万円)。当時は周囲の誰もが早期上場に反対しましたが、もし上場していなければ事業存続は困難だと思っています。
 2013年から公募社債「Sweets Stock債」を発行しています。地元糸島市・福岡市を中心に約300名から合計約1億5千万円調達しました。投資家への特典に「オリジナルスイーツ」提供しており、上場による透明性、商品の魅力を融合した資金調達方法です。
 2015年5月期は、企画・販売・生産体制の再構築に成功し、黒字転換に成功しました(売上高1,639百万円・経常利益39百万円)。2015年8月には、イノベーション・エンジンが設立したファンド等を引き受け先とする第三者割当増資によって350百万円調達しています。
 今後は、大手外食チェーンからの受注増と、一般消費者向けや海外市場展開で、東証マザーズへの鞍替え上場を目指しています。
2016.1.18@東京21cクラブ

【五洋食品産業株式会社】
本 社:福岡県糸島市多久819番地2
設 立:1975年5月
資本金:1億円(IEグループ38%、舛田圭良18%、他)
事業内容:菓子製造、冷凍食品製造
上 場:2012年5月28日 東京プロ市場(2230)

【イノベーション・エンジン株式会社(IE)】
事業内容:ベンチャーファンド等の運営
2001年9月 クリティカル・テクノロジー1号投資事業有限責任組合
2005年8月 先端技術産業創業投資有限責任組合(22億5000万円)
2008年1月 イノベーション・エンジン3号投資事業有限責任組合(21億4000万円)
2013年12月 電力関連企業へのターゲットファンド(9億7824万円)
2014年6月 創薬ベンチャー企業へのターゲットファンド(出資総額7億円)
2015年4月 中国の電子関連企業へのターゲトファンド(出資総額7500万円)
2015年7月 食品関連企業へのターゲットファンド(出資総額3億8000万円)

> 2016年1月18日 第215回事業計画発表会 @東京21cクラブにて