株式会社バイオフロンティアパートナーズ 代表取締役社長 大滝 義博さん
専門性の高い支援がバイオベンチャー成長の鍵
―設立の背景についてお教えいただけますでしょうか。
大滝:日本初のライフサイエンス分野に特化したハンズオン型ベンチャーキャピタルとして1999年3月に設立されました。設立に当たっては通産省(現・経済産業省)、および厚生省(現・厚生労働省)からの要請および支援を受けております。今までに5投資事業組合を設立、総額125.1億円の投資資金運用を行ってきました。
―専門性の高いメンバーによる投資・支援体制についてお考えをお聞かせ下さい。
大滝:先端技術であるバイオテクノロジーは日進月歩であり、競合も世界規模で起こります。そこで投資にあたっては、世界における技術開発動向を視野に入れ、かつ将来の市場性も期待できる製品開発に携わっている企業を選び出す力が求められます。さらに投資後、バイオテクノロジー分野のベンチャー企業を育成するためには、自らも先端技術を理解するとともに、長期間を要する開発過程、そして厚労省などによる許認可の流れを俯瞰した上で、各成長過程に適切な支援が必要となります。これを可能とするためには、各過程を熟知した専門性の高いメンバーの参加が必須となります。これらメンバーがハンズオンで支援することが、バイオベンチャー成長の鍵を握っているのです。
―バイオ業界の動向についてお教え下さい。
大滝:現在、バイオベンチャーの資金調達環境は近年になく、厳しい状況にあります。外部環境としてのライブドア事件およびサブプライム問題に加え、既存のバイオ関連上場企業の度重なる収益の下方修正によるバイオ銘柄の信頼性失墜という内部要因が重なったことが原因と考えられています。但し、2000年に始まったバイオブームで設立されたバイオベンチャーはこれまで、こつこつと水面下で研究開発を進め、製品化に向けて努力を続けてきました。まさに、これから水面上に顔を現すであろう企業群が確実に増加しています。すなわち、IPO直前まで来ているバイオベンチャー企業群は数十社のオーダーになっているのです。これら企業が資金調達に成功すれば、来年からまたバイオベンチャー上場ブームが起こっても不思議ではないと考えています。
「今後の展開・注力分野」「投資先ポートフォリオ」など
続きは「THE INDEPENDENTS」12月号 p8-9にてご覧いただけます。

