山本 亮二郎さん(PE&HR株式会社 代表取締役)
「無名の青年が、世界へ翔ばたくために」
―「資本(Financial Capital)」と「人材(Human Capital)」の両面からの成長支援をコンセプトに創業されたPE&HR(株)山本亮二郎さんにお話を伺いました。
―投資のスタイルについて教えて下さい。
山本:20代から30代前半の若手起業家を中心に、38社への投資を実行してきました。無名の若者が起こすベンチャー企業にスタートアップの段階からかかわり、世界的なベンチャーへの成長をサポートしていきたいと考えています。これまで3本のファンドを組成し、政府関連機関や金融機関、上場企業などから出資いただきました。投資とともに、創業期、成長期の企業に対するコンサルティングや人材紹介、インキュベーションオフィスの提供を行っています。
―コンサルティングの特徴は何でしょうか。
山本:当社の役職員が、経営課題に対して実務ベースまで踏み込んでサポートしています。ファイナンスや営業、体制構築など、ビジネスモデルを形作るための活動です。成長志向の高いベンチャーにとっては、アドバイスだけでなく、その構想を実現する人的なリソースが必要です。現在はそのような活動を通じて起業家と共に汗をかいてきた当社の若手社員も成長し、経営サポート力が高まっています。
―ベンチャーキャピタルの役割についてどのようにお考えですか。
山本:私自身は4社の社外役員を務めていますが、取締役会における緊張感が必要だと考えています。キャピタリストは経営について起業家と共に考え抜き、はっきりものを言う姿勢が大切です。ベンチャーキャピタルは、より積極的に、経営の質を高めていく役割を担うべきではないかと思います。
―起業学についてのプログラムを開設されたそうですね。
山本:経営学同様、起業学というのも存在すると思います。当社では特別講座として起業の本質が体感できるプログラムの提供を行っています。「人間の人間たる所以は起業家精神にある(グラミン銀行総裁ムハマド・ユヌス氏)」。人間は誰しもが独立心を持ち、人生を豊かなものにしたいと願っています。起業家とは一部の天才という考えから、一人一人が持つ起業家としての可能性を突き詰めていきたいと思うようになりました。将来的には起業学の教育機関の設立も考えています。
※「THE INDEPENDENTS」1月号 - p16より


