THE INDEPENDENTS

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名古屋インディペンデンツクラブ 新春交流会(2011年1月18日)講演レポート

ケイティケイ 代表取締役 伊藤 主計ケイティケイ株式会社


「人+IT」が、日本の地域ビジネスを変える。

―60歳での起業
私がホンダに入社したのは、ちょうど四輪自動車へ進出する時期、ご年配の方はご存知でしょうが、N360という軽自動車を販売し始めた頃です。入社後は、フィリピン、シンガポール、イタリア、イギリスの4カ国に駐在し、結果的には海外で20年間仕事をしました。

59歳になった時に日本へ帰国し、同時にホンダの役員も退任しました。 1年間は常勤顧問という立場で自由な時間がありました。起業したいという気持ちがあったので、慶應ビジネススクールで千本倖生さん(現イー・アクセス会長)が教授の「ベンチャー企業経営論」を若い人たちと机を並べて学びました。

「来年は60歳ですが起業できるでしょうか」と相談したら、ぜひやりなさい、と千本さんに勧められました。アメリカでは70歳でも起業する人はいます。ただし成功確率は10%ですとも言われましたが....。それから名古屋に戻り1999年7月に株式会社アイテクノを設立しました。私はITが大嫌いでしたが、当時の起業はIT業界が圧倒的に多く、レンタルサーバの仕事を始めました。メールやHPが中小企業での導入がどんどん進むと考えたからです。

1年目は赤字です。最初はとても苦労しました。2年目は採用した女性陣の営業力のおかげで何とか黒字のめどがつきましたが、資金繰りの大切さをつくづくと感じました。そんな時に、ケイティケイの加藤最高顧問から当社と合併しないかというお誘いをいただきました。

―経営を引き継ぐ
加藤顧問とはホンダの前に在籍していたNCRという会社で一緒でした。 当時から温厚な人柄でとても誠実な方です。会社を見てくれと頼まれ社員の方と話しをすると、裏表のない、公明正大な会社だと分かりました。加藤顧問の人柄通りの社風です。経営も堅実で財務的な問題もまったくありません。ただ反対にそれだけの優良企業をどうやって発展させていくか、という事は大変なプレッシャーでした。

カトー特殊計紙(旧社名)は非常に営業力のある会社です。全国20箇所の営業100人がOA消耗品を直接お客様に売ります。しかし伸ばすべきは自社商品です。ケイティケイには、春日井工場のテープリボン、駒ヶ根工場のトナーカートリッジのリサイクル商品があります。自社工場で製造力を強化し徹底的にコストダウンを計ることで収益力と競争力がつきます。以前の製造ラインでは30分かかったリサイクルトナーが今では13分に短縮できました。5年前は業界5位、現在は3位です。競争は厳しいですが、工場の改革を通じてリサイクルトナーNO1を目指していきます。

当社にはリサイクル商品の他にOAサプライ商品、IT商品も販売しています。 IT商品はメールセキュリティソフトなどすべて自社商品でアイテクノからの引き継ぎです。そして現在もっとも伸びているのが、OAサプライ商品などをネットで販売する「はっするネット」事業です。

―これからの戦略
「はっするネット」はこの3年間で27億円伸び前期は年商40億円になりました。 これから当社が最も強化する事業です。「はっするネット」はリサイクル商品からOA商品まで扱う「人付き通販」です。リサイクルトナーカットリッジは提案型商品ですが、導入後はネットでの注文で十分です。対面販売の安心感と、ネット通販の効率性を兼ねたベストマッチの有効なビジネスモデルだと自負しています。OA消耗品の中でも価格が最も高いトナーカートリッジ販売によってOA関連商品の販売も広がります。

今年から「はっするネット」FC加盟店を募集開始しています。 FCは在庫不要で、受注システムも無償提供します。地域密着ビジネスを展開されている全国の企業にFCパートナーになっていただきたいと思っております。「人+ITが日本の地域ビジネスを変える」をコンセプトにFCを当面100店、最低200億円の売上達成を目指していきます。

日本経済の再生のためには地域の活性化が必要と言われております。残念ながら成功しているといえる状況ではありません。FC展開の狙いはもちろん「はっするネット」の販売力強化でありますが、同時に地域密着型ビジネスである「はっするネットFC」が地域活性化の一助になればと期待をしております。

カトー特殊計紙時代から培ってきた人材力をベースに、リサイクル商品の競争力を強化し、ネット販売での全国展開する事が、これからの当社の成長戦略です。
ご清聴ありがとうございました。

~2011年1月18日 名古屋インディペンデンツクラブ 新春交流会より~

≪ケイティケイ 最高顧問 加藤 道明 氏の講演レポートはこちら≫

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