THE INDEPENDENTS

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【コラム】今日から取り組める 簡単な経営のヒント


第1回 よくあるPDCAの誤解~PlanなくしてCheckなし~

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様は、どのような年末年始をお過ごしになられましたか?私は年末年始に実家のある広島に帰省し、(この歳になっても)親に甘えてのんびりしたり、同窓会に参加したり、しばしゆったりとした時間を過ごします。しかし、いつも以上に飲んだり食べたり・・・。正月明けに体重計に乗って「ヤバイ、これからダイエット!」と焦るのが私の新年恒例行事です。

   

-「計画」と「目標」の違い

さて、私のようにダイエットを心に決めた経験がある方は多いはず。例えば、6ヶ月後に6㎏のダイエットを目標としたとき、どのような思考をされるでしょうか?
「週1回ジムに通う」「脂っこい物を摂取しないようにする」など、具体的な行動を想像されたのではないでしょうか。6㎏のダイエットをしようとするとき、「月に1㎏ずつ落とすことになるから、週にすると250gずつだな。つまり1日だと35gずつ・・・」というようには考えませんよね。
当然のことですが、具体的に行動をしなければ、『6ヶ月後に6㎏のダイエット』という目標に到達することはできません。「月に1㎏ずつ・・・」というのは、単に目標を細分化しただけです。目標にたどりつくために何をするのか、これが「計画」です。つまり、計画というのは行動を決めることを言います。目標・ゴールというのは、計画の結果でしかありません。

   

-経営における「目標」と「計画」

会社経営にも同じことが言えると思います。多くの会社で、経営計画というと数字が羅列しただけのものを指しているのを目にします。売上目標が12億円だとしたら、毎月1億円ずつ、10人の営業マンだと一人当たり月1,000万円という数字を掲げて、「これがうちの計画です」というケースがあります。これだけでは、1,000万円の売上を上げられなかった社員は「今月は運が悪かった」「あの時、赤いネクタイをしていたのが失注原因だった」などと無意味な反省にしかなりません。そして「来月はがんばります」という精神論が延々と繰り返されるだけになってしまいます。そうならないためにも、目標を決めたら、目標までの到達方法である行動計画を十分に考える必要があります。

   

-PDCAと目標

できたかできていないか(やったかやらなかったか)が計測できる計画を作ることが重要です。「週1回ジムに通う」という計画では、「今日は疲れているからランニングマシン10分で終わりにしよう」と言ってジャグジーに向かうということが起こります。「週1回ジムに通い、30分のランニングをする」というのが6㎏ダイエット目標達成のための計画です。
PDCAの意味は、ある目標を達成するためにPlanを立て、その通りにDoしてみて、計画通りにできたかどうかをCheckし、軌道修正のActionを考える、ことにあります。Planなくして目標達成はないのです。仮に達成しても、それは偶然の産物に他なりません。
経営計画においては、「計測できる」ことと併せて「小学生でも分かるくらい簡単な表現」で計画することをお勧めしています。かの松下幸之助氏は、明確な目標と綿密で具体的な計画を作ることに力を注ぎ、経営計画ができた時点で「よし、9割目標達成ができた」と言っていたそうです。あとはその計画どおりに実行すれば目標達成できると言えるほど、計画づくりを重要視していたのですね。

皆様は、目標の細分化を計画と混同していませんか?「一年の計は元旦にあり」。ぜひ、目標とともに計画も考えてみてください。

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