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Safe Approach Medical株式会社 

2022-01-03 公開
Safe Approach Medical株式会社
Safe Approach Medical Co., Ltd
代表取締役 曺 柄炫
CHO Byunghyun

【代表取締役 曺 柄炫 氏 略歴】
生年月日:1981年10月3日
出身高校:大邱高校(韓国)
韓国国立慶北大学電子電気コンピュータ学部修士課程修了。2014年九州大学大学院医学系医学府博士課程修了後、医療機器ベンチャーであるKoh Young Technology Inc. 医療機器開発部の課長に就任。日本学術振興会外国人特別研究員、2017年福島県から予算を得て自社を創業。2018年代表取締役就任。元九州大学先端医療イノベーションセンター特任助教就任。

【Safe Approach Medical(株)】
設 立 :2017年3月22日
資本金 :52,000千円
所在地 :本社 福岡県福岡市早良区百道浜3-8-33
(支店 福岡市東区、福島県南相馬市)
役 員 :(代) 曺柄炫、(取締役)小栗晋
事業内容:歯科インプラント手術支援システム開発、医科用手術支援システム開発


<起業家インタビュー>

歯科インプラント手術ナビゲーションシステムで、短い時間で安全な手術を実現


■歯科インプラント手術支援システム事業や医科用手術支援システム事業を展開されています

当社の歯科インプラントナビゲーションシステムは、赤外線センサーを用いて、対象物の3次元位置を計測し、ドリルの先端と患者の口腔内の位置関係を計算し、直感的にわかるように3Dで表示します。熟練の歯科医師だけでなく、指導医の管理の元、経験の浅い医師でも安全にインプラント手術を行うことができます。システムについての周辺特許やビジネスモデル特許を4件取得しています。


■創業のきっかけを教えてください

韓国国立慶北大学院修士課程で研究し、留学生として来日しました。九州大学大学院で所属していた研究室にはエンジニアが4割、医者や研究者が6割の環境でした。指導教授の影響もあり、私自身、研究成果をアカデミアの世界で発信するだけでなく、技術が社会実装されることに重きをおいてきました。その後、日本学術振興会外国人特別研究員としての私の研究成果をベースに、福島県の地域復興実用化開発等促進事業費補助金に採択されたことを受けて2017年に起業しました。

■この10月に、インプラントナビゲーションシステムは医療機器認証を受けられました

認証番号の発行を受けるところまできました。次は医療機器製造販売認証申請の段階に入るわけですが、認証を受けるには、品質管理の担当者も置かねばならず、我々のようなスタートアップは大変です。慎重に準備を進めていきます。 (HP: 医療機器製造業 登録番号:40BZ200136)

■チームメンバーについてお聞かせください

主要メンバーは歯科医師であり当社取締役である大内田先生(博士)、GPSセンサーを作っているパートナー企業の方です。パートナー企業の技術者は、私の大学、大学院時代の後輩エンジニアです。私の指導教授は研究者でありながら、応用開発を積極的に進めている方でしたので、皆、現場をわかっていることが強みです。彼らはナビゲーションシステムのソフトウェア開発の中心メンバーです。さらにAGSコンサルティングの顧問でもあり、当社の取締役として経営に参画している小原氏にも経営的な観点からアドバイスをいただいています。

■曺さんは、元々半導体の専門家だったわけですが、医療機器開発と共通する部分はどのようなところですか

電子機器も医療機器もソフトとハードで構成されているという基本的な構造は同じです。当社はソフトウェア開発に軸足を置き、カメラやセンサーは外部のものを活用します。医工連携という言葉があるように、医・歯・薬学部や医療機関などの医学分野では、「こんな機能を追加してほしい」などのニーズがあふれており、一方で理工学系学部やものづくり企業には独自の先端技術やノウハウがあります。我々は両者が持つ価値を十分理解できるので、より良い製品づくりができると考えています。

■ビジネスモデルはどう考えておられますか

販売価格は現在検討中です。赤外線カメラを含むユニット一式と、それらを動かすソフトウェアです。さらに、手術関連の消耗品販売で利益を確保します。現時点ですでに注文が入っています。導入初期サポートを望まれる場合は、別途サポートメニューがあります。インプラント手術は自由診療のため治療費は様々ですが、手術で複数の歯を治療される患者も多く、インプラントの手術を安全に効率良くできるのであれば、これまでインプラント手術を行っていなかった歯科医院も販売先のターゲットにすることも可能です。元々積極的にインプラントを行っている医院ではれば、さらに効率良く手術を行っていただけます。システム導入後に、数年で投資回収ができます。

■いよいよ販売フェーズに入られますが、販売戦略についてお聞かせください

ヨーロッパを中心に歯科医療製品の輸入販売を行う大信貿易株式会社とタッグを組んでいます。大信貿易は、インプラントに特化した部門があることに加え、セミナーで医療機器を販売する手法に力を入れており、当社の経営にも入ってもらっています。また、国内には7万件の歯科医院があります。まず、トップレベルの歯科医院、チェーンに絞ってアプローチしていきます。例えば、当社にもゆかりの深い歯科医療グループ大手の徳真会グループの会員医師などです。

■ビジネス上の課題はどういったところにありますか

遠隔で手術をサポートする社員の採用と育成です。通常インプラント手術の現場では、複数の医師と助手が手術を行っており、システムの機械操作に慣れるまでサポートしたいと考えています。基本的には音声によるガイドで十分なのですが、医師と助手だけの小さな歯科医院ではサポートを望まれるケースは多いです。症例件数の多い医院では、1日あたり10本のインプラント手術を行われる医院もあり、人材育成は急務です。

■製品ラインナップについてアイデアをお聞かせください

インプラントシステムは現在1種類だけ作っています。骨を削るところや、操作原理などは同じなので、歯科から口腔美容へと展開していこうと考えています。実際にプロトタイプを作成済みで、検証は済んでいます。既に関連した研究実績も多くあり、実装できると考えています。

■海外での販売も考えておられます

日本での販売を拡大しながら、美容先進国である韓国での販売も視野に入れています。韓国ではインプラント2本まで保険適用があり、有望な市場ととらえています。課題は1台数百万という制作費用が掛かることから、必要な資金調達をする必要があります。営業マンやサポートする人の採用も必要です。

■最終的なゴールイメージや今後の展望は

将来的には、医師向けに、システムの紹介、症例の共有などを行い、所謂プラットフォーム化を目指したいと考えています。現在でも既にスタディグループはありますが、歯科医師、歯科技工士等、当社のプラットフォームに入ってもらい、現場の声を吸い上げ会員同士で共有する。会員向けに役立つメニューなどが準備できれば、と考えています。

(2021.12.3 interviewed by 大東理香)


※「THE INDEPENDENTS」2022年1月号 - p4-5より

THE INDEPENDENTS 最新号


【2022年1月号】


Safe Approach Medical
チョ ビョンヒョン氏
(株)フツパー 弓場 一輝 氏
(株)スクエアメーター 益本 秀則 氏
RASCAL's 山本 哲史 氏
(株)WEBUO 吉田 透 氏
超電導センサテクノロジー(株)
田邊 圭一 氏
(株) スマートホテルソリューションズ
高志保 博孝 氏

<知財インタビュー>
動画SNS分析ツールで映像業界のDX推進
(株) エビリー 中川 恵介 氏

<IPO講演レポート>
福証Q-Board 上場までの道のり
(株) Geolocation Technology 山本 敬介 氏
東証マザーズ上場と今後の戦略
(株) Photosynth 河瀬 航大 氏

<特別レポート>
「ESGベンチャーの経営戦略」
(株)ecommit 川野 輝之 氏
(株)バイオーム 藤木 庄五郎 氏
(株)リリーフ 赤澤 知宣 氏
(株)アイル 早田 圭介 氏
(株)Fant 高野 沙月 氏

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