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株式会社 Magic Shields

2021-12-09 公開
株式会社 Magic Shields
Magic Shields Inc.
代表取締役 下村 明司
Shimomura Hiroshi

【代表取締役 下村 明司 氏 略歴】
1978年生まれ。
出身高校:サレジオ学院高等高校
東京電気大学大学院機械工学専攻ロボット工学修士。グロービス経営大学院経営学修士(MBA)。ヤマハ発動機にてバイクの研究開発・プロジェクトチーフ、デザイン部での新規事業開発を行う。「人を守る」発明家。2019年11月に(株) Magic Shieldsを創業。代表取締役就任。

【(株)Magic Shields】
設立 2019年 11月
資本金:100,000千円
所在地:静岡県浜松市中区鍛冶町100-1 ザザシティ浜松中央館 B1F・FUSE
事業内容:床・介護福祉用品・安全用品の製造、販売
株主:㈹下村明司、VC、経営陣
業績:N.A
従業員:10名


<起業家インタビュー>

転倒事故への挑戦  転んだときだけ柔らかい床とマット「ころやわ」で骨折を防ぐ


J-startup2021 官民一体で手中支援する50社のうちの1社に選ばれました

「ころやわ」は、普段は硬い床が、強い衝撃が加わったときだけ柔らかく変形する床とマットです。国内では毎年1,100万人の高齢者が転倒し、うち25万人が大腿骨を骨折。さらにそのうち5人に1人は1年以内に亡くなっている現状の改善をめざしています。


高齢者の転倒骨折削減が、社会課題として認識され、みなさんに自社の事業に関心を持ってもらえたこと、ありがく受け止めています。

創業のきっかけを教えてください

起業前にグロービス経営大学院に通い始め、後に取締役となる杉浦氏や、創業メンバーにそこで出会いました。杉浦氏は理学療法士であり、医学と医療現場を熟知しています。アフターファイブや週末を使って、仲間とともに「ころやわ」の製品開発や事業化を検討して行き、浜松市の起業支援や、グロービスの教員や仲間の支援を受け、起業に至りました。

起業した背景には、祖母を転倒骨折で亡くしたり、バイクレースやロッククライミングの事故で親友たちを亡くしたことがきっかけです。「転んだ時に怪我をしない製品を自ら創る」「事故や暴力によるケガのない社会を創る」という信念がより強くなり、起業しました。

元々はヤマハ発動機で開発者として活動されておられました

14年にわたりバイクの機械設計、デザイン部の新規事業開発、「人を守る」発明活動などを行ってきました。学生時代、大学院では災害救助ロボットの研究を行っていました。人を守る発明を人生の志とし、色々な開発に取り組んできました。

2016年にアルゼンチンで行われたダカールラリー(二輪の部)にも、ファクトリーチームのサポートを行った経験もあります。自ら手を動かすことが好きで、昔からニュースで事故や暴力を見るたびに、「事故をなくす」「テロなど暴力により傷つく人をなくす」という発明活動を行ってきました。

2020年10月に「ころやわ」が発売されました

売り出してからまだ1年ですが、「ころやわ」の導入施設数は、病院・介護施設を合わせて120施設を超えています。今年の5月に、広島県の実証実証プラットフォーム「ひろしまサンドボックス」が主催するアクセラレーションプログラム「D-EGGS PROJECT」に採択されました。7月から県内の医療機関に「ころやわ」を順次設置し、骨折予防に向けた実証実験を行っており、データ取集、分析を行っています。

5件の特許を出願中です

「ころやわ」の内部には、メカニカルメタマテリアルの概念を応用して設計・製造された「可変剛性構造体」があります。素材で出せない荷重特性を、構造体で実現しています。機能・性能についてPCT出願中です。

大学と共同研究も行っておられます

名古屋大学、藤田医科大学と現在共同研究を行っており、性能進化やコストダウンポイントを進化させようとしています。やはり各分野には専門家がおられ、意見交換する中から気付きも多いです。

ころやわは、どのような付加価値を付けて販売していかれますか

「ころやわ」にセンサーを組み込み、離床検知センサーとしても使えるIoTサービスを作ろうとしています。高齢者の転倒、骨折予防に監視カメラの利用を提案されることがあります。ですが、プライバシーとの兼ね合いから、カメラ設置は現場で必ずしも歓迎されていません。各所から集まってくるデータ、分析結果、利用者の声をふまえ、新しいアイデアを製品に取り入れていきます。

直近で、新たな大型資金調達を成功されました

製品開発、改良、そして販売拡大に向けた投資も必要で、今回、インクルージョン・ジャパンを筆頭とし、Monozukuri Ventures、信金キャピタル、グロービスなどから1億4000万円の調達ができました。事業の社会性や、既存の建築業界に縛られず、病院、介護施設、一般家庭に向けて直接販路を広げられる点を評価いただけました。営業力強化を目的とした採用活動、受発注システムの構築などにも資金を投下していきます。

これからBtoCにも販路を拡げていかれます

福祉関連の代理店、ケアマネージャー、福祉用具相談員、福祉用具レンタル事業者をビジネスパートナーとして考えています。そして、e-commerceでの販売も計画中です。

目標にされている経営者はいますか

イーロン・マスク氏です。テスラを起業した理由が「地球温暖化を止める、もしくは遅らせるため」と説明したことは有名です。自分も「世界から事故や暴力によるケガを無くす」という理念を掲げ、日々社員とともに、その実現に向けて行動しています。

海外展開も考えておられますか

欧州のある国の大使館から連絡をもらいました。コロナの状況を見極め、現地の病院や介護施設の視察や調査を行う計画です。また、米国でも同様に調査を準備中です。調査と並行し、信頼できるパートナー探しも行っていきます。輸送コストの面から、市場に近い海外生産拠点の選定と確保も計画中です。

今後の目標についてお聞かせください

2025年 IPOを目指します。そのためには、10万床、200億円の売上を目指します。転倒による骨折から高齢者とその家族を守り、最期まで尊厳を持って、生きられる社会を実現したいです。あちこちで日々起こっているヒヤリ、ハット事象を未然に防ぐべく、リーダーシップを持って自社事業を成長させてゆきたいと考えます。

(2021.11.15interviewed by 大東理香)


※「THE INDEPENDENTS」2021年12月号 - p2-3より

THE INDEPENDENTS 最新号


【2022年1月号】


Safe Approach Medical
チョ ビョンヒョン氏
(株)フツパー 弓場 一輝 氏
(株)スクエアメーター 益本 秀則 氏
RASCAL's 山本 哲史 氏
(株)WEBUO 吉田 透 氏
超電導センサテクノロジー(株)
田邊 圭一 氏
(株) スマートホテルソリューションズ
高志保 博孝 氏

<知財インタビュー>
動画SNS分析ツールで映像業界のDX推進
(株) エビリー 中川 恵介 氏

<IPO講演レポート>
福証Q-Board 上場までの道のり
(株) Geolocation Technology 山本 敬介 氏
東証マザーズ上場と今後の戦略
(株) Photosynth 河瀬 航大 氏

<特別レポート>
「ESGベンチャーの経営戦略」
(株)ecommit 川野 輝之 氏
(株)バイオーム 藤木 庄五郎 氏
(株)リリーフ 赤澤 知宣 氏
(株)アイル 早田 圭介 氏
(株)Fant 高野 沙月 氏

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