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(株)アバンセホールディングス

2020-03-05 公開

<聞き手>
株式会社AGSコンサルティング
専務取締役 小原 靖明 氏(写真右)
1985年明治大学大学院法学研究科修了。1989年当社入社。2000年IPO支援会社ベックワンソリューション設立、代表取締役就任。2007年合併に伴い、当社取締役就任。2012年3月常務取締役。2014年3月専務取締役(現任)

<話し手>
株式会社アバンセホールディングス
ファウンダー 林 隆春 氏(写真左)
生年月日:1950年5月13日 出身高校:大阪府立東住吉工業高校
1970年4月林商会創業。1980年12月(株)シンメイ設立、専務取締役。1989年12月(株)ヘイセイ興産設立、代表取締役。1991年(株)シンメイに(株)ヘイセイ興産が合併。1997年(株)アバンセコーポレーションに社名変更。2016年当社設立。

【株式会社アバンセホールディングス】
設 立 :2016年9月28日
所在地 :愛知県一宮市中町1-8-26
資本金 :50,000千円
代表者 :代表取締役社長 島田 英治
事業内容:グループ会社の経営企画・管理、ならびに子会社の管理業務受託

<特別対談>これからのIPOスタイル

人材事業を軸に他分野へ事業を多角化、ホールディングス経営のカギは人事制度と人材育成


■構内外注から派遣へ、ブラジル人採用の先駆者

小原:御社傘下のアバンセコーポレーションは人材事業を軸に、幅広く事業展開をしておられますが、1970年の創業以来の道のりをお聞かせください。
林:創業時は染色整理、繊維、紡績の倉庫の請負など、構内外注を行っていました。やがて加工や出荷の外注も請けるようになり、事業が広がっていきました。組立や検査は請負が難しく、人を出してほしいという人材のニーズが増えたことで、請負から派遣が主流になりました。

小原:その後、ブラジルに人材探しに行かれますが、ブラジル人労働者の活用はアバンセコーポレーションが第一人者ですね。
林:ちょうど仕事が2、3割ほど減って困っていたところだったので、ブラジル帰りの知人に連れて行ってもらったのがきっかけです。1985年頃のことですが、日系人がたくさんいましたね。ブラジルはインフレが激しくなって、軍事政権から民主主義制度への変革期で経済が不安定だったので、日本に来て働いてはどうかと誘って大勢連れてきました。当時、ブラジルにはエージェントなどありませんから、地方を回って、日系人が移住した町で人材の掘り起こしをしました。

■多角化する事業をホールディングスで管理

小原:現在ではグループ企業を多く抱え、様々な事業を手がけておられます。
林:人材サービス業のアバンセコーポレーション、株式会社エレメントのほかに、介護事業、再生可能エネルギー事業などの関連会社があります。介護事業を手がける株式会社アバンセライフサポートでは、現在25棟の介護施設を運営しているほか、訪問介護も行っています。再生可能エネルギー事業を行うのは株式会社パワープランツで、太陽光発電のほか、長野県と兵庫県で小水力発電も行っています。ほかに、株式会社ジャステックというソフト開発・IT派遣の会社もあります。海外では、フィリピンにAVANCEPILIPINAS Inc.とICAREEAUP Inc.の2社、ブラジルにAVANCE DO BRASIL CONSULTORIA DE RECURSOS HUMANOS LTDA.の1社を経営しています。フィリピンでは日系企業に向けた人材事業のほか、今後は労働者が特定技能を身につけるための学校の運営も行いたいと考えています。

小原:事業多角化に対するバイタリティが素晴らしいです。ホールディングスの代表含め、権限移譲もうまく進めている点もポイントだと思います。
林:優秀な人材が育っており、部門ごとのトップは相応のレベルになってきています。私自身は昨年の株主総会を以って代表取締役を退任し、現在はブラジル出身の人間がトップを担っています。能力はもちろんのこと、外国人が9割の職場なので彼の方が馴染むだろうという判断でしたが間違っていなかったと思います。

■企業の成長は人事評価制度と決算がカギ

小原:事業や部門の責任者を育てるのは大変だと思いますが、人材育成はどのように行っているのでしょうか。
林:人事評価制度は社員の皆が納得できるものでなければいけないので、透明性や公平性にきちんと配慮して整備しています。15年ほど前に外部専門家を活用して制度構築してもらい、それを業界に合わせて社内でアレンジし、現在の形になっています。

小原:様々な企業のお手伝いをしていますが、成長途中の中小中堅規模の企業で人事評価制度に投資をするということがなかなかできていません。このことが多くの企業にとって成長のボトルネックになっているように感じます。
林:人を扱う事業をしているので従業員が如何に高いパフォーマンスで活躍してくれるかについては最重要事項として考えてきました。やはり、評価に関してトップがきちんと説明できる、そのための制度が整備されていることが重要だと思います。

小原:私の経験上、大きく成長できない企業には2つの特徴があります。まずひとつめは、決算がきちんとできていない会社です。どこかでごまかしや嘘がある企業は成長しないと断言できます。そしてもうひとつが、今話している人事評価制度です。事業は人であるので、人事評価制度に投資できない会社は、有能な社員が散らばってしまいます。御社は然るべき役職に然るべき人材を登用し、社員の皆さんが納得して働いているから、今日の安定があるのだと思います。IPOの成功やさらなる発展に期待しています。本日はありがとうございました。

■ 対談を終えて

小原:貴社は経営承継、事業成長をバランスよく進めていると思います。ただ、さらにIPOを目指して事業展開するためには、証券会社等と綿密な連携を図ってこれから数年にわたっての事業戦略を固めてゆく必要があると思われます。今後も「着実な経営」で発展されることを期待しています。
林:小原専務と私は同世代で、戦後の欠食児童で溢れた世代ですが、現代は逆に少子化で人口減少の時代です。マーケットは縮み、中小企業数も減少、今後は土地も建物も大余りの国になっていきます。希望者は全員大学入学、職業も選択無制限、私にとっては夢のような世界です。貴社との連携が叶えば、貴社は資本と事業の提携先の発掘、当社は多様な人財調達を担い、事業家のみなさまに様々な支援が可能です。今後ともお力添えいただけますと幸いです。

■ 株式会社AGSコンサルティング 会社概要

代表者  :代表取締役会長 虷澤 力/代表取締役社長 廣渡 嘉秀
スタッフ :400名(公認会計士61名・税理士76名)2019年10月現在
東京本社 :東京都千代田区大手町1-9-5 大手町フィナンシャルシティノースタワー24F
      TEL 03-6803-6710 FAX 03-3510-2800
大阪支社 :大阪府大阪市中央区今橋3-3-13 ニッセイ淀屋橋イースト 5F
      TEL 06-6232-0600 FAX 06-6232-0616
名古屋支社:愛知県名古屋市中村区名駅 4-2-28 名古屋第二埼玉ビル 9F
      TEL 052-533-6695 FAX:052-533-6698
福岡支社 :福岡県福岡市中央区天神1-9-17 福岡天神フコク生命ビル 14F
      TEL 092-737-8211 FAX 092-724-0320
海外拠点 :シンガポール、香港、マレーシア
事業内容 :マネジメントサービス、事業承継支援、企業再生支援
      IPO支援、M&A支援、国際業務支援
URL  :http://www.agsc.co.jp/

※「THE INDEPENDENTS」2020年3月号 - p10-11より
※掲載時点での情報です

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