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(株)Viling

2019-08-08 公開

<話し手>
(株)Viling 代表取締役 中村一彰氏 1978年生まれ。帝京高校出身。2001年埼玉大学教育学部卒業後、(株)ゴールドクレスト入社。2005年(株)エス・エム・エス入社、新規事業、人事等に従事。2012年当社設立。時代に合った教育への改革を志し、民間教育/公教育の両面から実践に取り組む。

【株式会社Viling】
設 立 :2012年10月10日
本 社 :東京都杉並区天沼2-4-1 井上ビル3号館2階
資本金 :40,000千円
事業内容:STEM教育スクールの運営・FC展開、学童保育、探究型学習スクールの運営
URL :http://www.viling.co.jp/

<聞き手>
弁護士法人内田・鮫島法律事務所
弁護士 高瀬 亜富氏(左)
1981年2月8日生まれ。北海道倶知安高校卒業。2003年3月北海学園大学法学部法律学科卒業。2003年11月司法書士試験合格。2007年3月北海道大学法科大学院2年課程修了。2007年9月司法試験合格、11月司法研修所入所。2008年12月 東京弁護士会登録(新61期)。豊友法律事務所、赤坂葵法律事務所を経て2013年5月弁護士法人内田・鮫島法律事務所入所。著作権法は、著作権の管理・利用のためのスキーム作りや侵害訴訟の代理など広く対応。

内田・鮫島法律事務所 知財インタビュー

知識と創造力を兼ね備えた子どもを育てるSTEM教育サービスを世界に拡大します



■事業会社も注目するSTEM教育

高瀬:STEM教育とは、Science, Technology, Engineering, Mathematicsすなわち科学・技術・工学・数学に焦点を当てた新しい教育システムを指します。ここ最近で日本でも随分認知度が上がってきましたね。

中村:2020年の小学校でのプログラミング教育必修化が迫りつつある中、プログラミング学習だけでなく物理・工学の基礎、ロボティクス等の学習を通して創造力や問題解決力を培うSTEM教育への社会の関心が強まっています。当社の運営するSTEM教育スクール『STEMON』も、生徒数1,000名を突破しました。

高瀬:名古屋鉄道(名鉄)、ソフトバンクといった事業会社との業務提携も進んでいます。

中村:名鉄さまの新規事業として設立された名鉄スマイルプラスでは、2018年4月の学童保育『TELACO』開校時からプログラミング教室で当社のカリキュラムを用いたレッスンが行われています。また、2019年6月には、国内外のプログラミング教材の調達・流通を行ってきたソフトバンクの子会社SB C&SでSTEM教育事業へ新規参入を行うにあたり、実績のある当社がカリキュラムの提供を行う運びとなりました。

■「著作権に厳しい会社」というブランディング戦略

中村:教室数が拡大していく中で、著作権保護対策を行う必要性を感じ始めています。当社の最大の財産は、独自に開発した『STEMON』のカリキュラムのテキストと講師の育成マニュアルですが、盗用を防ぐにはどのような対策がありますか。

高瀬:例えば生徒が使い終わった教材を友人に譲渡する場合、コピー等の行為がないので著作権侵害とはなりませんが、入会する生徒や保護者と契約を結ぶ際の規約等に規定することで著作物の保護が可能です。規約内に転用の禁止や使用済み教材の回収・廃棄等について明記しておけば法的な効力が生まれます。

中村:講師に対しても、現在はデータ共有ソフトを使って教材データを閲覧できるようにしていますが、契約の中で著作権の取り扱いについて見直したいと思います。

高瀬:注意すべき点として、貴社のような教材を対象とする著作権侵害の場合、著作権侵害に基づく損害賠償の額は数十~数百万円程度なので、どうせ訴訟には至らないだろうという“居直り侵害者”が出てくる可能性があります。某有名キャラクターの権利者のように些細と思われるような模倣でもすぐに対応する姿勢を見せることで「あの会社は著作権に厳しい」という印象をつくり、盗用を未然に防ぐことが可能になると思います。


■海外展開に向けた知財戦略

中村:『STEMON』の教材は毎年2割程度を改訂してより良いカリキュラムを追求しつつ、フランチャイズ契約や業務提携による教材提供等を通して国内のSTEM教育市場を先行していきます。

高瀬:国内での認知度が高まれば、海外展開も進んでいきそうですね。

中村:教材の英訳を順次進めており、4月にはバングラデシュでSTEM教育スクールが開校しました。フィリピンや台湾などアジアを皮切りに、今後も海外のイベント等に参加しながら国外展開を広げていく予定です。

高瀬:『STEMON』の商標は海外で速やかに取得すべきですが、細かい規約に関しては、日本での体制を整えてから、海外で整備するのでも遅くないと思います。まずは契約内容の整理と、知財に厳しい会社としてのブランディングから進めていってください。本日はありがとうございました。


*対談後のコメント

【中村】
当社は独自のカリキュラム開発を得意としており、フランチャイズやOEMなどで当社以外の企業様にも導入いただく機会が増えてきています。同時に、カリキュラムが外部に流用されないように対策をとる責任が増していると感じ、内田・鮫島法律事務所様をご紹介いただき相談に伺いました。著作権を守るための基本的な考え方だけでなく、すぐに実施できる具体的なアイデアもその場でいただき大変参考になりました。今後も顧問弁護士事務所としてご支援いただけることにとても心強く思っています。
【高瀬】
ヴィリングさんの事業、とても興味深いものでした。私には8歳の娘と4歳の息子がいますが,彼女らには是非とも科学・技術・工学・数学等に興味をもってほしいと思っていましたので、現在我が家では『STEMON』への入会を検討中です。『STEMON』はこれからの日本を担う人材の育成に繋がる事業であり、近い将来、『STEMON』で科学・技術・工学・数学等を学んだ人材が多数活躍する時代が来ると確信しています。ヴィリングさんの更なる発展が楽しみです。


―「THE INDEPENDENTS」2018年8月号 P28-29より
※冊子掲載時点での情報です

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