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(株)匠堂

2019-07-01 公開
(株)匠堂
Takumido Co.,Ltd.
代表取締役社長兼CEO 朴 理沙
Lisa Park

【朴 理沙 氏 略歴】
生年月日:1989年9月9日 出身高校:都立富士高校
早稲田大学卒業後、日本たばこ(株)(以下JT)へ入社。外部企業への出向時、創業130年の東北の中小製造業の社長の右腕として経営支援に参画。当時「25歳・高学歴・女性…」と警戒されていた中、貢献できることを探し業務することで現場の方々と信頼関係を構築。結果、各種業務改善や海外販路開拓を提案~実行し収益改善に貢献。2018年3月より当社代表取締役社長 兼 CEO。

【株式会社匠堂】
設 立 :2017年9月29日
資本金 :N/A
所在地 :東京都台東区柳橋1-2-12柳橋Mビル1F
事業内容:製造業企業の株式を保有する持ち株会社 子会社において各種製品の製造・販売
従業員数:連結:932名、単体:7名(ともに、2019年3月現在)



<起業家インタビュー>

中小製造業の強みを伸ばし、弱みを補うことで、誰もが可能性を信じ挑戦できる世界の実現に貢献します


中堅・中小企業のホールディングス化による事業再生・活性化を通して
日本の製造業の再興を目指す起業家


■課題を抱える中小製造業のグループ化による支援を行っています。

 私たちは経営難や後継者難などの課題を抱える会社の株式や事業を譲り受け、当社の持つ経営管理力や資金力を活用し、グループ各社の成長を支援しています。現在はプラスチック成形、業務用コイルなど9社のモノづくり企業を抱え、各社の売上は約4億円~約20億円の規模です。経営難、例えば民事再生になってもなお取引を続けたいというニーズがあるような、確かな技術力を持ち、かつ再起を図る活力の感じられる会社を引き受けています。

■貴社は具体的にどのような支援を行うのでしょうか。

 当社は「改善と革新によって、伝統あるモノづくり企業の再生・飛躍を実現する」というミッションを掲げています。ミッションの通り、企業の再生・活性化を「改善フェーズ」と「革新フェーズ」に分け、グループ各社のバリューアップを実現します。「改善フェーズ」では、基本的なことが確実にできるような制度/仕組みを作ることにフォーカスし、課題解決の仕組み化や原価計算プロセスの構築などを支援します。一方、「革新フェーズ」においては、AIなどのデジタルテクノロジー導入やマーケティング支援、海外進出などを横断的に支援します。
 また、グループ各社が得意である「モノづくり」に集中できる環境を構築するため、企画や営業、バックオフィス業務など、グループ各社が相対的に弱みを抱えている業務に対し、知見・ノウハウを持つ人財を中心にHDへ機能を集約しています。例えば法務面では、当社の顧問弁護士を通して大企業との契約交渉を進めることで、従来よりもフェアな条件での契約締結を実現しています。

■既存のファンド会社とはどのような違いがありますか。

 株式や事業を「中長期」に渡って保有し、「赤字」企業でも引き受け、事業の改善から一歩踏み込んだ「革新」までを実行することが最大の違いです。各社の経営に積極的にコミットし、既存事業の先に新しく何ができるのか、共に知恵を絞り、汗をかきます。支援のスタイルとしても、外部のプロ経営者を採用するのではなく、元々所属している従業員の中から優秀な人財を社長として登用することが、私たちの基本方針です。社員からの信頼や実行力にあふれる人財を積極的に引き上げ、その上で未経験で不安のある分野に対しては全面的に支援することで、グループ全体で強みを活かし弱みを補い合う体制を構築しています。

■グループ企業同士の連携にも期待できそうですね。

 具体的には、高級化粧品の容器製造を手掛ける(株)プラシーズを中心に、グループ3社での協業体制を構築しています。同社は高度な容器製造技術を持っていますが、外国語人財が乏しく海外展開に弱みを持っていました。これに対して、2018年4月にグループへ加わった大友製作所は、約20年前からフィリピンに子会社(Bigmate Phirippines.,Inc,)を持ち、海外進出や海外人財の活用についてのノウハウに強みがあります。これら3社の協業によって、将来的にはフィリピン拠点でも品質の高い化粧品容器を製造できる体制構築を進めていきます。

■大学時代から社会課題への関心を抱いていました。

 19歳より自らの原体験に基づいて「生きがいを持つ人が増える世の中にしたい」という想いを持ち、大学時代もその想いを為すためのテーマや手段を模索し、大学を休学した上で、ミッションに共感できるベンチャーにてインターンなどを経験してきました。卒業後は価値観に共感した日本たばこ(株)(JT)に入社し、営業や外部企業への出向、経営企画を経験しました。

■出向で中小企業の経営支援に携わったことが転機になりました。

 中小企業、特に製造業においては、世界的に見ても競争力のある高度な技術を持っているにもかかわらず、既存の下請け型の産業構造の中で拡大できずに苦しんでいる企業が多数あることを知りました。また中小企業は、会社としての素晴らしい技術や文化はありつつも、20世紀のモノを作れば売れた時代の戦略と組織が未だに残っていることによって、テクノロジーの進歩や社会構造が変化した現代において、対応出来ていない、対応したくても出来ない現状があることを知りました。ベンチャー、大企業、中小企業と様々なフェーズや業態を経験してきた人間だからこそ、中小企業の支援を通じて価値を発揮できると実感しました。JTを退職して中小企業の支援をしたい、と決意した際に今回のご縁をいただき、当社の代表として経営に携わることになりました。

■取締役メンバーは、早稲田大学時代の仲間でもあります。

 取締役副社長 兼 CFOの豊重は、早稲田大学時代のゼミの先輩です。私が代表就任のご縁をいただいた際に、大学時代より尊敬する先輩で当時コンサルティングファームに勤めていた豊重に相談したところ、当社のビジネスモデルと社会的意義に強く共感し、参画を決めてくれました。
 取締役COOの池永は、早稲田大学時代のベンチャーで志を同じくしともに働いた仲間です。匠堂の経営をはじめた際に、当時コンサルティング会社を経営していた池永に相談し業務委託したところから、共に働く中で匠堂の目指すビジョンに共感し、参画を決意してくれました。

■今後の展開について教えてください。

 数年後の上場を目指し、グループの拡大を進めていきます。まずは既存企業の強化と、既存企業とシナジーのある企業を中心にグループ化を進める予定ですが、グループ化の対象は、必ずしも関連性の高い企業には限りません。グループ全体での多角化によって各社の収益サイクルを相互に補完することで、急な景気変動にも耐えられる強さを実装し、グループ全体で成長していきます。当社の事業を通して、より多くの人々が中小企業に関心を持つきっかけを作るとともに、中小企業を支援したいという想いを持つ投資家に対しては、当社の株式を購入頂くことで間接的に中小企業を応援できる仕組みを作ることを目指します。

(2019.6.6 文責:大森)


※2019年7月号掲載時点での情報です


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