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(株)I&C

2017-01-27 公開

<聞き手>
株式会社AGSコンサルティング
専務取締役 小原 靖明さん(右)
1985年明治大学大学院法学研究科修了。1989年当社入社。2000年IPO支援会社ベックワンソリューション設立、代表取締役就任。2007年合併に伴い、当社取締役就任。2012年3月常務取締役。2014年3月専務取締役(現任)

<話し手>
株式会社I&C
代表取締役 佐田 幸夫さん(左)
1976年5月30日生。岡山県立落合高校出身。大阪学院大学卒業後、総合リフォーム企業(株)オンテックス入社、支店長としてマネジメント全般を経験する。実家の木製建具家具製造会社の専務取締役を経て、2008年I&Cを設立、代表取締役に就任。

【株式会社I&C 概要】
設 立 :2008年12月10日
資本金 :60,000千円
所在地 :大阪市中央区南船場4-6-10 新東和ビル1-2F
事業内容:電動昇降家具・住宅設備・建材の開発販売
URL :http://ic-lap.jp//

<特別対談>これからのIPOスタイル

「次世代電動昇降家具LAPシリーズで世界ブランドを目指す」


―商品ラインナップの拡充

小原:電動昇降家具LAPシリーズをオリジナル開発商品として昨年から展開されています。
佐田:まずは洗面台に特化して、住宅向けと病院・介護施設向けの2分野向けに商品開発しました。今年の新製品として、車いすの接近を感知し自動で高さを調整するセンサー機能付きの洗面台「LAP AIR」の販売も開始しています。来期に向けては、デスクタイプ、トリマー用洗面台、ベビー向けバス、病院オペ室での消毒用洗面台などを開発中です。

小原:もともとはオーダーメードの家具を公共施設や教育施設等に販売する仕事をされていましたが、介護に着目したきっかけは何でしょうか?
佐田:神戸市の特別支援学校から実習用に上下する調理台の作成依頼がきっかけです。電動で動くことで、家庭での作業や介護支援ができたら家族も喜び子供も自立できると開発に着手しました。

―販路拡大とブランド戦略

小原:2016年3月に中国・上海で代理店契約締結、9月からはタイで洗面台の生産を開始するなど、海外展開にも積極的ですね。
佐田:今年の11月にはドイツで開催された世界で最も大きな医療展示会「Medica」に出展しました。2017年にはデンマークのオーデセン市と提携してデザインセンターを設立する予定です。北欧や欧米での展開に注力しますが、アジア・中国向けにも低価格シリーズを揃え、世界中どこでも通用する付加価値製品の開発に取り組んでいきます。将来的には、ロボティクス・エレクトリック・センシング・Iotなどの最先端のテクノロジーを搭載し、デザインと機能を兼ね備えたブランド認知を目指します。

小原:ブランド戦略は重要なポイントだと思いますが、戦略を間違えると伸びるものも伸びなくなってしまいます。一般向け製品は中国で生産し、高級品は日本製がよいのではないかと思います。地方の工場で生産すれば地方創生にも繋がる社会的意義の高い事業になると思います。
佐田:現在はすべて日本で製造していますが、現地で作るパーツと日本で作るパーツをアッセンブルしていく計画です。上海の代理店は工場を持っているので、そこでパーツを製造する予定です。

―事業計画と資金調達

小原:三菱UFJキャピタルからの出資が決まったと伺いました、今後の資金調達計画について教えてください。
佐田:今期は総額1.5億円を集める予定で、来期も1.5億円の資金調達を検討しています。資金使途は、商品のコストダウンを図るための設備投資費用、海外展開に必要な人件費などです。

小原:売上10億円くらいまでは銀行からの借り入れで調達できますが、40億、50億となると10数億円程度の運転資金や在庫資金が必要になります。エクイテイ資金の導入を考えた場合、IPO時期はいつごろを予定していますか?
佐田:2020年を目標にしています。

小原:IPOするまでの運転資金、投資資金がいくら必要になってくるかを把握するためにも、キャッシュフロー計画を是非作成してみてください。まずは月次の資金繰表を1年間くらい作ってみるとよいと思います。そうすると経営がリアルにみえてきます。短期のキャッシュフローと長期資金計画とのバランスが重要です。貴社の場合は海外でのIPOも視野に入れたらよいと思います。本日はありがとうございました。


<対談を終えて>

小原:I&C社の製品は機能性が高いことにとどまらず「社会性」も備えていることから、マーケットから必ず評価されることでしょう。会社が作成している事業計画も売上高に関しては無理のない数値になっていると思われます。しかしながら、ITベンチャーとは異なり製造、販売には時間と資金(とくに運転資金)がかかることが予想されます。その備えとして今以上に計画を綿密に立てることと、想定以上の資金調達を図ることが、今後の課題となるのではないでしょうか。

佐田:I&Cが目指す事業領域は、インテリア業界と医療介護リハビリ業界をクロスオーバーしたRobotics Design Furniture LAP(電動昇降家具)市場の確立です。日本、世界においてLAPシリーズを展開する上で、小原様からアドバイスの通り、事業規模の拡大と共に在庫資金、運転資金を把握しキャッシュフローの安定化を計りたいと思います。デザインと機能を兼ね備えたLAPシリーズで住宅、施設などあらゆるシーンで人に寄り添い、暮らしを豊かにする製品を目指します。

※「THE INDEPENDENTS」2017年1月号 - p20-21より

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