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2013-07-25 公開
(株)メディエイター
Mediator co.,ltd
代表取締役 黒木 英隆
Kuroki Hidetaka

株式会社メディエイター
代表取締役 黒木 英隆さん

1967年 宮崎県日向市生まれ
1985年 日向工業高校卒業
1989年 熊本崇城大学卒業
1989年 地元大手スーパー寿屋に入社
1992年 大手PC販社アプライドへ転職
2003年 メディエイター設立、代表取締役就任

設 立  :2003年8月20日 資本金:99,700千円
所在地  :福岡県福岡市中央区大名2-9-35 トウセン天神ビル8階
法人事業部:東京都豊島区池袋2-39-1 コア星望ビル5階
事業内容 :情報/通信機器および福祉介護用品の買取・販売
http://www.mediator.co.jp/

PCリサイクルを通じて、高齢化社会と情報化社会の橋渡しをしていきます

―ウィンドウズ2014年問題とは何ですか?
来年4月のWindowsXP、Office2003のサポート終了に伴い、ウィルス感染問題や情報漏洩などPC環境が非常に危険な状態に晒されます。古いPCは新しいOSに切り替え、セキュリティ対策を行う必要があります。WindowsXPは2001年のリリースから10年以上経ちましたが未だに日本国内では企業内に1,419万台、コンシューマで1,170万台という全体の半数近い割合が使用されています。

―大きなビジネスチャンスとはどういう意味ですか?
私どもは西日本唯一のマイクロソフトの認定再生PC事業者として、WindowsOSのアップグレードを行います。同時に中小企業などの新しい顧客を獲得する最大のチャンスであり、中古PCを大量に仕入れるチャンスでもあります。

―今期24店舗の出店計画と、現在の21店舗と比較すると大変なスピードです。
ここ2年は守りを固める時期で敢えて店舗拡大はしませんでした。しかしウインドウズ2014年問題という眼の前の大きな環境変化に対して、これからは全力で踏み込んでいきます。地域密着型の情報ステーションとして10万人に1店舗を目指し、今年は関東以北を中心に出店を推進していきます。直営店だけでなくFC展開も行い出店を加速します。

―社名の「メディエイター」は、つなぐという意味からだそうですが。
創業時、中古PC販売に苦労しているとき、PC導入指導や個別の出張訪問サービなど親身な接客が、ITリテラシーの低いお年寄りの方から大変に感謝されました。それ以来、お客様との長期的信頼関係の構築をスローガンに「お金はありがとうの引換券」を企業理念としています。

―中古PCをシルバー世代に絞られたわけですが、顧客開拓はどのように行ったのですか?
高齢化の方には新聞へPC活用などを提案する記事広告が有効です。併せて通信販売ではラジオ広告を活用して、ラジオ番組のパーソナリティからの商品紹介で信頼性を高めています。

―中古PCをどのように仕入れるのですか?
事業開始3年後には千葉に物流センターを設け、リース会社からの中古PC仕入れを強化しました。小売販売力があるので、中間仕入れ業者より高く引き取れます。2003年のPCリサイクル法後は、無料での全国出張引き取り、HDDデータ消去・粉砕サービスも始め、法人・家庭からの退蔵PCの引取り買取業務を強化しています。

―中古PCの販売価格は新品に比べて低いと思いますが、収益をどのように確保されていますか?
東京と鹿児島ではPCの売れ筋も価格も違います。東京で中古PCを安く仕入れ、地方で販売します。リーマンショック時にはPC在庫評価が半分以下になりましたが、当時は逆に安くなった新品PCや周辺機器の取扱いを強化しました。このようにしてユーザーニーズを販売の軸に変えて収益性を高めています。

―同業他社との違いはどこにありますか?
私どもの事業コンセプトは、中古PCを販売する事ではなく「問題解決型の親身な接客を基本とした御用達システム」にあります。お客様にトータルサービス業としてインターネット回線や周辺機器などのPC環境をセットで提供している点です。販売手法も店舗と通販が半々というバランス戦略を採っています。

―今後の課題について教えてください。
年間7万台の中古PC販売を通じて築いた60万人の顧客データがあります。この顧客とどう繋がり続けるかが最大の課題です。インターネットを活用した仕入れや販売についてもこれから強化していきます。

―現在の黒木社長の一番の仕事は何ですか?
新しい価値を創造し、それを軌道に乗せることです。今は第二創業期で、みんなが創業メンバーです。私たちの存続目的は、事業を成功させる事ではなく、事業を成功させる人を育て、未来へつなげる事です。企業理念「ありがとうの引換券」を繋げていくために、HD(持株会社)化によって社員100人の自立(社長)を応援したいと考えています。

―近い未来に上場すると伺っています。
4年前に何のために上場するのかをよく理解せずに大失敗しました。株式上場は「期待していだける」事への感謝の引換券だと思っています。業界と商品の信頼度と可能性を飛躍的に向上させ、私が定年60歳までにそこに繋がるあらゆるリーダーを2,000人つくることが、株式上場の本質的な目標です。社会に対する役割と使命感を共有する仲間と一緒に、改めて本質的な目標に対して挑戦していきます。

【講演レポート】これからのワーキングスタイル(スリープログループ代表取締役 関戸 明夫)
【リソースピープル】IPOによる九州からの飛躍(AGSコンサルティング高橋徹)
【コラム】多様性の意義(秦信行)

※全文は「THE INDEPENDENTS」2013年8月号 - p8-9にてご覧いただけます

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